Classical Guitar | Guild
全てのパーツにマホガニーを使ったギターだが、割れた部分をジグゾーパズルを合わすように接着して行く作業である。この場合は取れてしまった 部分は大きく二つに分かれていたが、目に見えない小さなわれもあまりなかったので修復作業は比較的楽であった。それでも接着するところは8カ所ほどあって、このようなケースでは接着の順序を間違えるとピタリと元通りにならなくなってしまう。しかも、次に接着する所に接着剤がはみ出てしまうと、そこがまたきっちりと合わなくなってしまうので注意が必要だ。
今回は取れた部分を先に接着してから本体に戻す方法をとった。小さなピースを接着するときでも、ずれないように添え木をして接着し、余分な接着剤はきれいに拭き取って、つぎの接着面を完璧にしておかなければならない。
ある程度の圧力をかけるべきところにはクランプが必要だが、指で押さえただけでもとに戻るような小さなクラックにはテープでも充分なときもある。
本体の接着ができたら、とれた部分を本体に着け戻して塗装をし、ブリッジを接着してできあがり。