Electric Guitar | Fender Stratocaster, Candy Apple
キャンディーアップル塗装の部分塗装は最も難しい修理の一つであまり経験のないリペアーマンが手がけると5mm程の傷のためにボディー全体を塗り替えるハメに陥ることになる。
傷を埋めてから下塗りをして、塗料が完全に乾いてから金粉を吹き付け、更にクリヤーラッカーをかけ、透明の赤色でオリジナルカラーに合わせ、最後にまたクリヤーをかけてしあげるのだが、そのどの行程も完璧でなければ良い結果はでない。少しでもあわてると傷はどんどん大きくなって行き取り返しのつかないことになってしまう。このギターのように何万ドルもするようなビンテージギターなどの場合は、できることならお断りしたいものだ。
その労力と危険度は経験した者でなければ絶対に理解できないし、結果に対する評価も感激度もあまり高くはない。